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以前どこかで読んだ記憶では
スイスで主に外国人に自殺幇助を行っているのがDignitasで
スイスの国民対象に自殺幇助を行っているのがExitだったような気がするのですが、

そのExit の方が、チューリッヒ市当局との合意文書に署名。

特にこれまでの活動を変えるというのではなく、
これまでの方針を公式なものとしただけ、とExitは受け止めている。

内容としては、
「尊厳のある死への権利」と「自己決定」を自殺幇助の基本理念の2つの柱とし、
病気、事故、または障害で苦しんでいる人以外には自殺幇助を行わないこと、
希望者には調査を行い、幇助の場には証人を同席させること、
すべてのプロセスを当局の監査が可能なように文書に残すこと、など。

Dignitasは、そうした合意はしていない、とのこと。

またスイスの自殺幇助に関する法律については、
現在、禁止も含めた規制について検討されているところで
今年のうちに、いずれ議会に提案される見込み。



この件についてはほかにも記事があって、中には、
病気、事故、障害で苦しんでいる人以外に自殺幇助を行わないことを明記させた点に
特に焦点を当てているものもあり

これまでに、それ以外の人に自殺幇助を行った事実がある、との含意。

……というか、
「病気、事故または障害で苦しんでいる人」という条件そのものが、十分“なんでもあり”では?

うつ病で死にたい人も自殺幇助の対象者として認められることになるのだろうし、
事故で愛する人を亡くして後追いしたい人もOKなのかもしれないし、
事故で指を失ったピアニストなんかもOKだろうし、
目が見えない人、歩けない人、しゃべれない人、
糖尿病で苦しんでいる人、もしかしたら痔に苦しんでいる人だって
みんなOKなのかもしれないし。
2009.07.12 / Top↑