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英国議会で7月に否決されたあと、また自殺幇助合法化に向けた法案を提出した議員さんたちがあったらしい。月曜日に投票だと。:この前の公訴局長のガイドラインがあるからなぁ……。でも、メディアは割りと静か。
http://www.lifenews.com/bio2985b.html

WA州の弁護士が、「去年の住民投票でみんな選択権の問題だと考えて自殺幇助合法化に賛成したけど、実際には高齢者虐待への道が開かれた、NH州はWA州の間違いを繰り返すな」と。
http://www.cmonitor.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20091023/OPINION/910230334/1029/OPINION03

英国のNICEが、進行乳がんの患者に2年程度の延命効果のある薬が高すぎるとして、NHSでの使用を認めないことを勧告。波紋が広がっている。こうした英国の”配給医療“でNICEが果たしている役割については、Peter Singer がこちらの記事で触れている。
http://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/2009/oct/21/women-denied-cancer-drug

この前から、ちょこちょこ出てくる、例のタイで行われていたエイズ・ワクチンの実験の続報で、当初「少ないけど肯定的な結果がはじめて得られた」といっていたのは、実はさらに少なかった、実質、進んでなどいない、とWP。そうかと思うと、いや、ちゃんと効果が認められたと確認した、とBBC。:どういうこっちゃら。そんなんならゼニを患者の治療に回せ、という声が出ていることは前に書いた。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/10/20/AR2009102000388.html
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8315002.stm

15日のエントリーで取り上げたNYの精神障害者の処遇を巡る裁判の続報というか、それに関するNYTの社説。まとめたいけど、たぶん無理。
http://www.nytimes.com/2009/10/21/opinion/21wed3.html?_r=1&th&emc=th

途上国の今後の深刻な食糧不足に対応するための、未来の食物作り研究(つまりは遺伝子組み換えで環境適応力のついた食物ということらしい)に英国は200億ドルの資金を投入し、この分野のリーダーとなるべきだ、と。必要なのかもしれないけど、いま現在飢えている人は見殺しにしつつ……という面はないのかな……。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/8317511.stm

近藤誠医師の主張が裏付けられたのか? 米国がん学会が、検診は重大ながんを見落として瑣末ながん(これ「もどき」のこと)?を拾っており、そういう検診にはむしろリスクがある、と。・・・という記事ではないかと思うのですが。例によって、まともに読んでいません。
http://www.nytimes.com/2009/10/21/health/21cancer.html?_r=1&th&emc=th
2009.10.23 / Top↑
世界初の子宮移植というのは実は2000年に26歳のサウジアラビアの女性に行われている。
しかし、失敗し、99日後に摘出された。

だから、このニュースの見出しは「2年以内に初の子宮移植が成功する」という意味。

2000年の移植の失敗は血流が確保できなかったためで、
それがその後の研究課題となって豚やら羊やらサルで実験してきたけど、
このたびウサギの子宮移植でその課題をクリアできたし、
人体実験の許可も下りたので、2年以内には成功できる、
子宮がなかったり、関連の疾患で子どもを埋めない女性には光明となる、と。

来月、研究続行に必要な25万ポンドの資金集めのために
Uterine Transplant UK というチャリティを立ち上げる、とも。

ただし移植子宮での自然な出産は無理で、
体外受精と帝王切開が必要となる。

また、拒絶反応を抑える薬を一生飲むことを避けるためには
移植した子宮を体内に残すことは無理なのだが、

研究者らは、まぁ、2,3年も残せれば、その間に生めるだろう、と。



ほんっとうに、正直に、私には分かりません。
どうして、ここまでしなければならないのか。

研究者がやってみたいだけではないのか、という気がしてならないです。

こういう研究に投入される資金のコストパフォーマンスは決してあげつらわれることがない、というのも
私には、ものすごく不思議。

コスト高で医療がもたないから高齢者や障害者への”無益な”医療はもう出来ません、と切捨てながら、
その一方で、こうした研究に莫大な資金が投入されていくことも、ぜんぜん釈然としないし。
2009.10.23 / Top↑