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医師の権威や忙しそうな様子を前にした時に、高齢患者とその家族は受動的になる、とスウェーデンでの調査結果。:日本では、なおさら。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/169011.php

11月は米国の介護者月間。家族介護者に向け、10のヒント。:一昨日、昨日と仕事で介護保険関係の大きな研究大会を覗いてきた。何人かのスピーカーが「介護者への支援」の必要を口にしていた。日本でも、やっと少しずつ介護者支援の必要が言われるようになってきたんだな、と感じて嬉しかった。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/168898.php

米下院がこのたびの医療保険制度改革に、官製介護保険を盛り込むことも検討しているらしい。 The Community Living Services and Support Act (CLASS)。その一方、ナーシングホームの費用は増大の一途。:前に障害当事者たちが求めていたCommunity Choice Actというのは、一体どうなったんだっけ? 英国は、7月に出た緑書でNHSの介護版、NCSの創設を既に決めている。財源の3案について現在パブコメを募集中。緑書はこちら
http://www.medicalnewstoday.com/articles/169123.php

スタンフォード大の研究者らが、ES細胞から初期段階の精子と卵子を作った。不妊治療の研究のため、とのこと。
http://www.guardian.co.uk/science/2009/oct/28/infertility-stem-cell-research

ロシアでエイズの感染が手におえない広がりを見せている。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8329122.stm

カレーに使われる香辛料ターメリックに、がん細胞を殺す成分がある、と。:朝からカレーを食べようとかいうコマーシャルが増えているけど、さらに増えるかな。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8328377.stm
2009.10.31 / Top↑
先ごろ、ナーシングホームで高齢者と触法精神障害者とが雑居状態になっている問題で
調査を行って行政を動かしたばかりのChicago Tribune紙が

そのシリーズの一貫で、40000件のナーシングホーム監査報告書をチェックしたところ、

イリノイ州のナーシングホームで、
インフォームドコンセントもなく、
それどころか適応の症状や診断すらないのに
入所者が精神病薬を飲まされている事例が多数あることが発覚。

Tribune紙は2001年から少なくとも1200件の同種の違法行為があった、と。

副作用で身体の震えや無気力、転倒による怪我や、
ことによっては死にもつながりかねない。

イリノイだけではなく全米のナーシングホームの問題である可能性の指摘も。



よく分からないのは、これ、
監査報告書をメディアがチェックしただけで
これだけの違法な精神病薬の投与がぼろぼろと明るみに出たという話ですよね。

じゃぁ、その監査って……?
2009.10.31 / Top↑
ちょっと背景の知識を欠いているので、一部に推測が入ってしまうのですが、

日本の障害者運動が導入を求めてきた
英国の障害者へのダイレクトペイメント・システム
(日本の介護保険や自立支援法のようにサービスを直接利用者に給付するのではなく、
現金給付にして、利用者が直接自分でサービスを選んで購入する、という方法)について、

英国ではどうやら高齢者へも導入が検討されているらしく、
高齢者アドボケイトの Age Concern と Help the Aged から
必ずしも全ての高齢者に使い勝手が良いシステムだとはいえない、との声が出ています。

高齢者の介護ニーズは多くの場合、入院と共に突然に発生するために、

特に病院からの退院時に在宅生活に備えて介護サービスが問題となっても、
家に帰ってからの生活がどういうものになるか、
高齢者本人にも想像がつかないこともある。

また高齢者では若年層の障害者に比べて状態の変化が起こりやすく、
そのたびごとに、きめ細かく介護サービスの内容を調整する必要がある。

そのため、一部の高齢者はダイレクトペイメントの導入を歓迎している一方で、
戸惑いを感じている高齢者もいる、と。

この制度を導入して成功させようとするなら、政府は
高齢者がサービス購入に際して十分な説明を受けて決定できるよう(informed decision)
必要に応じてサポートする体制を作る必要がある、とも。


ちなみに、
英国の高齢者チャリティとして私もここ数年何度かサイトを覗いたり
「介護保険情報」誌の連載で触れたりしてきたAge Concern と Help the Aged。

両者の関係が私には全くわからないままだったのですが、
このたび統合して1つの団体になるそうです。

それは強力な団体が出来ることでしょう。



この記事が目を引いたのは、
一昨日、昨日と仕事で某所へ行き、さまざまな介護関連の議論を聞いた中で、
一時さかんに議論された介護保険と障害者ケアとの統合の問題が
またぞろ蒸し返されようとしている気配を感じたからかもしれません。

もっとも、統合すべきだと主張される方々の中には
地域で高齢者も障害者も包括的にケアしていくシステムを
現場で実際に地道に模索・実践してこられた方々もおられて、

何年も前のあの統合議論のように財源論からのみ言っておられるわけではないことは重々分かった上で、
それでもやっぱり抵抗感と警戒感を覚えつつ複雑な思いで聞いてしまったので。


どう考えても、
一旦は抵抗にあって引っ込めざるを得なかった介護保険との統合をいずれ実現するために、
制度の整合性を優先させて作られたことがミエミエの障害者自立支援法は
民主党が廃止すると明言していますが、

民主党は、その後どうしようとしているのか、という点や
それに対する障害者運動の対応について
早稲田大学の岡部耕造氏がまとめてくださっているサイトがこちらに。
2009.10.31 / Top↑