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日本語情報。ドイツ人の富裕層から「もっと自分らの税金上げて」との声。:世界人口の1%だけが世界の冨を握りこんでいる世界が出来上がってしまったのなら、その1%が他の99%を直接・間接的に搾取した結果として、そういう世界が出来たのだから、慈善や施しなんてエラソーな顔をせずに、その1%に世界中の人を養う責任があると考えてもいいんじゃないかという線でベーシックインカムを考えてみたことがあった。グローバル・ヘルスに対するゲイツ財団の入れ込み方を見ても、そういう1%の個人的な価値観がゼニの力を通じて政治的な圧力になっていくことって、どうなのか、ものすごく疑問に思うし。
http://www.afpbb.com/article/economy/2655621/4798164

これ、前もどこかで似たような話を拾った気がするけど、がんの治療に使う薬が陣痛が起きるのをとめて早産の予防に有効だという話。でも、そんなの妊婦にも、いわんや胎児にいいワケないと思うのだけど。個々の妊婦や胎児へのリスクよりも、未熟児が生まれることの社会的負担を減らす利益の方が大きいという話なんじゃないかと、つい勘ぐってしまう。これもまたゲイツ財団の私設WHOといわれるIHMEの価値観に通じていく話なものだから。ゲイツ財団とシアトル子ども病院が早産撲滅運動を推進していることでもあるし。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8320689.stm

英国史上最悪の児童虐待事件といわれるBaby Peter事件が起きたCornwallの児童福祉がOfstedの調査で「不適切」だ、と。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/education/8321659.stm

D.C.で豚インフル・ワクチン接種を拒む人が相変わらず多くて、接種会場の体育館がガラガラだったり。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/10/23/AR2009102303818.html

アマゾンのキンドルが売れている。ちょっと気にはなっているけど、システムがいまひとつイメージできない……。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/8321583.stm
2009.10.25 / Top↑
病院で亡くなった高齢者を調査したところ、
米国の高齢者が終末期にICUに入る割合は英国の高齢者の5倍。

85歳以上の高齢者では、ターミナル期にICUを利用する割合が
英国の8倍。

しかも、それだけ集中治療を行ったからといって、
米国の方で死亡率が下がっているというわけでもない。

……という研究が、コロンビア大学から。

もともと人口比で英国のICUは米国よりもはるかに少ない。

主著者のDr. Hannah Wunschは、
ICUの利用はコストがかかるし、資源を使いまくるし、
特に終末期では患者と家族にもトラウマを残すことが多い。

これが米国でICUを使いすぎているという問題なのか、
英国でICU利用が過度に控えられているという問題なのか、

終末期の高齢者には集中治療を行わないことが配給医療なのか、
それとも案外に本当は患者の利益になっているのか、

今後の研究が求められる、と。



高齢者の終末期の医療を切り捨てる方向での研究が
最近やたら目に付くような気がする。

そういう研究についてニュースを読んでいつも思うのは、

大きな絵だけ見て原理的に是か非かの線を引こうとする研究ばかりで、
なんだか患者不在の議論だな、ということ。

医療って、もっと個別性の高いものなんじゃないかと思っていたのだけど。


2009.10.25 / Top↑