これ、余裕があったら改めて読みたいのだけど、英国政府が「尊厳大使」にトークショーのホストMichael Parkinson氏を任命。尊厳ある介護への啓発活動の一環。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/175749.php
http://www.medicalnewstoday.com/articles/175749.php
FDAが警告をつけることで高齢者への抗精神病薬の処方は減少してはいるものの、はたして警告システムのあり方は効果的なのか、との指摘。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/175696.php
http://www.medicalnewstoday.com/articles/175696.php
アルベルタ大学の研究者が小児を対象とした北米のさまざまな臨床実験のデータを調査したところ、そうした治験では安全性と利益とが強調される傾向があることが分かった。:What Sortsブログの関係でひいき目もあるのかもしれないけど、アルベルタ大学の倫理学、障害学、作業療法学、すごいなぁ……と思う。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/175733.php
http://www.medicalnewstoday.com/articles/175733.php
米軍とNASAのコンピューターをハッキングしたアスペルガーの英国人男性Garry McKinnon氏の米国側への身柄引き渡しを、英国内務省が拒否するかも。同氏の罪は米国では最高60年の懲役刑にあたることから、McKinnon氏は拘束されれば症状が悪化して自殺する確率が高いとして、引き渡しそのものが人権侵害になるのでは、と。:だいぶ前から論争になっていたらしいのだけど、このケース、今まで知らなかった。
http://www.guardian.co.uk/world/2010/jan/13/gary-mckinnon-hacking-extradition
http://www.guardian.co.uk/world/2010/jan/13/gary-mckinnon-hacking-extradition
オーストラリア首都特別区の裁判所で、年末年始に家族に暴力をふるったDVで起訴された男性50人のケースをさばく事態となり、同時に2法廷を使用、非番の判事まで助っ人に駆けつけることに。この時期、DV事件が目に見えて急増するのだとか。
http://www.canberratimes.com.au/news/local/news/general/court-hears-50-family-violence-cases/1725030.aspx?src=enews
http://www.canberratimes.com.au/news/local/news/general/court-hears-50-family-violence-cases/1725030.aspx?src=enews
イラクで負傷して直後にモルヒネを与えられた兵士はPTSDを免れやすい。モルヒネには痛み止め以上の効能があるのでは、とする論文。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/01/13/AR2010011303721.html
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/01/13/AR2010011303721.html
南アフリカの海岸に「恐竜サイズ」のサメが出現。観光客が襲われて死亡。
http://www.guardian.co.uk/world/2010/jan/13/cape-town-giant-shark-attack
http://www.guardian.co.uk/world/2010/jan/13/cape-town-giant-shark-attack
2010.01.14 / Top↑
カナダ、アルベルタ大学のDick Sobsey氏がWhat Sorts ブログで
標題の通りの、たいそう面白い、そして極めて重大な指摘をしています。
標題の通りの、たいそう面白い、そして極めて重大な指摘をしています。
06年のGunther&Diekema論文には乳房芽の切除が触れられていない点は
多くの人が指摘しているが、実はもう一つ、触れられていない情報がある、というのです。
多くの人が指摘しているが、実はもう一つ、触れられていない情報がある、というのです。
それは、Ashleyの体重に関するデータ。
このまま重くなったら親が介護できなくなるという理由で
成長抑制療法が正当化されているというのに
論文はAshleyの体重について具体的な情報を一切明かしていない。
成長抑制療法が正当化されているというのに
論文はAshleyの体重について具体的な情報を一切明かしていない。
ところが親のブログは、例によって極めて率直で正確で正直ですから
ホルモン療法前から療法の途中、その2年後までのAshleyの身長と体重が
きちんと記録されている。
ホルモン療法前から療法の途中、その2年後までのAshleyの身長と体重が
きちんと記録されている。
そのAshleyの身長と体重のデータを、Sobsey氏は、
米国の女児の平均的な伸びグラフの中に位置づけてみているのです。
米国の女児の平均的な伸びグラフの中に位置づけてみているのです。
すると身長については
治療前には平均値の75パーセンタイルだったものが、治療中には50パーセンタイルに、
さらに治療から2年経過したところでは25パーセンタイルの位置へと
確かに抑制効果がはっきりと見られます。
治療前には平均値の75パーセンタイルだったものが、治療中には50パーセンタイルに、
さらに治療から2年経過したところでは25パーセンタイルの位置へと
確かに抑制効果がはっきりと見られます。
しかし、それなら体重も同様に抑制されているかというと、
なんと治療開始直後に増加しているのです。
なんと治療開始直後に増加しているのです。
06年のG&D論文は一切触れていませんが、
エストロゲンに体重が増えるという副作用があることは
更年期治療のホルモン療法をめぐって広く女性の間で共有されている常識でもあります。
エストロゲンに体重が増えるという副作用があることは
更年期治療のホルモン療法をめぐって広く女性の間で共有されている常識でもあります。
体重を抑制する目的で、体重が増える副作用のある療法を行うことの怪は
Sobsey氏が当初から指摘していた矛盾でした。
Sobsey氏が当初から指摘していた矛盾でした。
このたび氏は、みごとに、かねてからの指摘をグラフ化して見せてくれたわけです。
もともと22キロと、年齢からすると重いほうではなかったのですが、
治療開始直後にぐんと増加した体重は
治療中は順調に(女児一般の成長曲線をなぞるかのように)増え続けます。
そして2年半の治療終了間際になって下がり始めるのですが、
その結果、治療終了から2年後のAshleyの体重は平均値の25パーセンタイルあたり。
治療中は順調に(女児一般の成長曲線をなぞるかのように)増え続けます。
そして2年半の治療終了間際になって下がり始めるのですが、
その結果、治療終了から2年後のAshleyの体重は平均値の25パーセンタイルあたり。
(Sobsey氏は療法がおこなわれた期間を「2年」と書いていますが、実際は2年半)
ホルモン療法をしなくても、だいたいそこらに収まっであろう位置で
4年前のパーセンタイルのまま移行した場合との差はわずか2,5キロ。
4年前のパーセンタイルのまま移行した場合との差はわずか2,5キロ。
2,5キロなら、子宮と乳房の摘出のせいだとも言えるのではないかとSobsey氏。
もちろん、このように効果がないから反対するわけではない、
反対するのは、もっと重大な理由があるからだ、とエントリーは締めくくられています。
反対するのは、もっと重大な理由があるからだ、とエントリーは締めくくられています。
ホルモン療法での成長抑制効果については当初から疑問視する声はありましたが、
これほど明確に効果のなさを提示してくれたSobsey氏に、スタンディング・オベーションを。
これほど明確に効果のなさを提示してくれたSobsey氏に、スタンディング・オベーションを。
こんな程度の効果しかないものを、
ただ、こういう医療介入を思いついた親の自己満足のためだけに
倫理委員会がリスクや侵襲に目をつぶって重症児の権利や尊厳を侵し
やらせてあげただけでなく、
ただ、こういう医療介入を思いついた親の自己満足のためだけに
倫理委員会がリスクや侵襲に目をつぶって重症児の権利や尊厳を侵し
やらせてあげただけでなく、
(さすがに病院はここまではついていけないので、例のWGによる一般化の線はいつのまにか消滅して、
父親の意を受けた2人がどこまでも過激にゴリゴリとやっているのではないか……と
今のところ私は推測しているのですが)
父親の意を受けた2人がどこまでも過激にゴリゴリとやっているのではないか……と
今のところ私は推測しているのですが)
いいかげん、この茶番を終わらせなければならないと感じる人は、いないのでしょうか。
2010.01.14 / Top↑
Wesley Smithが個人的にゲットした情報で速報を流しています。
New Hampshire議会は 242 対 113 で
自殺幇助合法化法案を否決。
自殺幇助合法化法案を否決。
Smithは
Washington、Montana、Oregonでも医療職の非協力で抵抗し、
一線を守り続けよう、闘いは続く……と。
Washington、Montana、Oregonでも医療職の非協力で抵抗し、
一線を守り続けよう、闘いは続く……と。
2010.01.14 / Top↑
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