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Obama政権が障害者の人権問題対策担当に任命したのは
Paul Steven Millerという著名な障害学の学者でワシントン大学の教授。

もちろん、そういう人だから
ほかにも様々な肩書きがあるし、
法学を中心に多様な領域で活躍しておられるようなのですが、

シアトル子ども病院の医療倫理委員会の委員も。
(医療倫理委員会なので、病院内倫理委員会やIRBとはまた別と思われますが)

Obama Taps Dale, Miller to Boost Disability Policy and Presence in Administration
The New York Association of Psychiatric Rehabilitation Services, January 22, 2009


この人の任命、このタイミングは、Ashley事件の中では
いったいどういう意味を持っているのでしょうか。

(Miller氏も例の成長抑制ワーキング・グループに入っています)


この人の略歴を眺めていたら、なんとなく

機能回復とか支援テクノロジーとか就労支援の施策の範囲でカバーできる障害者と
そこから漏れるタイプの障害者との間に線引きがされて、

前者にはこれまで以上の手厚い支援を、
そして後者には容赦ない切捨てを……?

なんて思ったりして、そうしたら、

英米の社会では
これから障害者の間に意図的に 分断 が画策されていくんじゃないだろうか……と

ものすごくイヤーな気分になった。



これらエントリーを今回の情報と一緒に読み返してみたら
いよいよ科学とテクノロジーで障害者施策のコストを下げる、という線が濃厚に思えてきた。
2009.02.03 / Top↑