去年12月に、
安心して老いられる社会をめざすネットワーク
「介護保険を維持・発展させる1000万人の輪」というのが創設されたそうだ。
安心して老いられる社会をめざすネットワーク
「介護保険を維持・発展させる1000万人の輪」というのが創設されたそうだ。
共同代表は
樋口恵子(高齢社会をよくする女性の会代表)
白澤政和(大阪市立大学大学院教授)
高見国生(認知症の人と家族の会代表理事)
樋口恵子(高齢社会をよくする女性の会代表)
白澤政和(大阪市立大学大学院教授)
高見国生(認知症の人と家族の会代表理事)
その設立総会のことは
以下の白澤教授のブログに書かれている。
以下の白澤教授のブログに書かれている。
実は手元の「介護保険情報」2月号にも総会を取材した記事があって、
前のエントリーで紹介した英国の社会福祉状況報告書の周辺を当たっていたタイミングで
たまたま目にしたから、余計におかしかったのかもしれないのだけれど、
前のエントリーで紹介した英国の社会福祉状況報告書の周辺を当たっていたタイミングで
たまたま目にしたから、余計におかしかったのかもしれないのだけれど、
その設立総会の鼎談「介護保険をどう変えるか」での樋口恵子さんの発言がおもしろい。
(いつもおもしろい人みたいなのだけど)
(いつもおもしろい人みたいなのだけど)
まず、大きくうなずきつつ読み、
次にニヤリとしたと思う間もなく
今度はブッと噴出してしまって、
その後で、煙に巻かれてワケがわからなくなる……というか……。
次にニヤリとしたと思う間もなく
今度はブッと噴出してしまって、
その後で、煙に巻かれてワケがわからなくなる……というか……。
その部分を記事から抜き出しみると、
また、2007年あたりから介護を理由に離職する人が増えており、
その数は14万人に達しているという。
私たちは要介護者の生活を支えるだけでなく、
介護者の人生にも目を向けるべきではないか。
(よくぞ、よくぞ、言ってくださいましたっ!!)
介護によって人生の夢を失うことなく、
介護保険があることによって夢を再構築できるような制度に
していかなければならない。
介護保険を含めた社会保障における“関が原の合戦”は始まったばかり。
近々行われる選挙は大きな合戦場になる。
それまでに私たちは利害関係を超えて団結する必要があるが、
無理して全面的に手をつながなくてもいい。
“いったん接着主義”で端と端が手をつなげば大きな輪になる。
“介護1000万人の輪”とは、そうした意味でもある。
大切なのは市民が自立して国に先手を打つことではないだろうか。
その数は14万人に達しているという。
私たちは要介護者の生活を支えるだけでなく、
介護者の人生にも目を向けるべきではないか。
(よくぞ、よくぞ、言ってくださいましたっ!!)
介護によって人生の夢を失うことなく、
介護保険があることによって夢を再構築できるような制度に
していかなければならない。
介護保険を含めた社会保障における“関が原の合戦”は始まったばかり。
近々行われる選挙は大きな合戦場になる。
それまでに私たちは利害関係を超えて団結する必要があるが、
無理して全面的に手をつながなくてもいい。
“いったん接着主義”で端と端が手をつなげば大きな輪になる。
“介護1000万人の輪”とは、そうした意味でもある。
大切なのは市民が自立して国に先手を打つことではないだろうか。
最後のところで煙に巻かれてワケがわからなくなったので
あはは……と笑って読み過ごそうとページを綴じたところで、
あはは……と笑って読み過ごそうとページを綴じたところで、
ふっと
今日の午前中にYahoo!で見かけた
こちらのニュースが頭によみがえり、笑顔が凍り付いてしまった。
こちらのニュースが頭によみがえり、笑顔が凍り付いてしまった。
2009.02.05 / Top↑
英国では、この春、今後の社会福祉の方針をまとめた緑書が発表されることになっており、
その前段階として1月27日にCSCI(社会福祉監査委員会)が議会に提出した
2007-2008年の社会福祉状況報告書がCSCIのサイトにアップされています。
その前段階として1月27日にCSCI(社会福祉監査委員会)が議会に提出した
2007-2008年の社会福祉状況報告書がCSCIのサイトにアップされています。
The state of social care in England 2007-2008
報告書のダウンロードはこちらから。
CSCIのプレスリリースはこちら
全般的な改善は認めつつも、
ケアが画一的で個別のニーズに応じたものになっていないと問題点を指摘。
ケアが画一的で個別のニーズに応じたものになっていないと問題点を指摘。
CSCIの委員長 Dame Denise Platt氏は
「社会福祉を必要とする人は何よりもまず1人の人である。
従って、それぞれ自分が選んだ人生を生きられるための
テーラーメイドの支援が行われなければならない。
複雑なニーズのある人にもきちん支援が行われてこそ、
初めてすべての人に支援を届けることができるのだ」
「社会福祉を必要とする人は何よりもまず1人の人である。
従って、それぞれ自分が選んだ人生を生きられるための
テーラーメイドの支援が行われなければならない。
複雑なニーズのある人にもきちん支援が行われてこそ、
初めてすべての人に支援を届けることができるのだ」
――――――
ところが、この報告書に
高齢者アドボケイト団体である Help The Aged とAge Concernからは
だいたい次のような怒りの声。
高齢者アドボケイト団体である Help The Aged とAge Concernからは
だいたい次のような怒りの声。
(私の耳に聞こえたまま、ちょっと意訳しております)
な~にが「ピープル・ファースト」だ。
全体に改善されたなどというが高齢者は社会福祉制度で差別を受け、
質の低いケアに苦しんでいるんだぞ。
重度者のニーズばかりに対応して、
中等度・軽度者への支援は後回しになったままじゃないか。
だいたい制度が機能していないし政府が介護を重要視しないから
介護職の不足が深刻になるのだ。
ケアホームは人手不足に苦しんでいるし、
このままでは支援を受けられない高齢者は増えるばかり。
それに、ニーズが同じでも
ダイレクト・ペイメントで高齢者がもらえる金額は
若年層よりも低いことが多いみたいだし。
ダイレクト・ペイメントを受けている高齢者への
情報、アドバイス、支援も断固、足りてない。
こういう制度上の不備、根本的な不備に緑書はちゃんと答えを出すんだろうな。こら。
全体に改善されたなどというが高齢者は社会福祉制度で差別を受け、
質の低いケアに苦しんでいるんだぞ。
重度者のニーズばかりに対応して、
中等度・軽度者への支援は後回しになったままじゃないか。
だいたい制度が機能していないし政府が介護を重要視しないから
介護職の不足が深刻になるのだ。
ケアホームは人手不足に苦しんでいるし、
このままでは支援を受けられない高齢者は増えるばかり。
それに、ニーズが同じでも
ダイレクト・ペイメントで高齢者がもらえる金額は
若年層よりも低いことが多いみたいだし。
ダイレクト・ペイメントを受けている高齢者への
情報、アドバイス、支援も断固、足りてない。
こういう制度上の不備、根本的な不備に緑書はちゃんと答えを出すんだろうな。こら。
Help The Aged And Age Concern Respond To Commission For Social Care Inspection’s State Of Social Care Report
The Medical News Today, January 28, 2009
The Medical News Today, January 28, 2009
2009.02.05 / Top↑
先日紹介したBad Crippleさんが
Ashley事件について新たにエントリーを書いておられます。
Ashley事件について新たにエントリーを書いておられます。
私もあまり人のことを言えないけど
この人が書くものは、いつも長い。
この人が書くものは、いつも長い。
そのため読んだこっちも言いたいことがありすぎて整理できないので
とりあえず資料が散逸しないためのメモとして。
とりあえず資料が散逸しないためのメモとして。
【追記】
ここ、さっき覗いてみたら、コメントで
ちょっと面白いツッコミが入っている。
ここ、さっき覗いてみたら、コメントで
ちょっと面白いツッコミが入っている。
あなたは担当医だけでなく倫理委までが親に影響されたとほのめかしているが、その根拠は?
私も読んだ時に
「親が金持ちだからといって」と不用意に書いてしまっているところで
あっちゃぁ……おいおい……と思った。
「親が金持ちだからといって」と不用意に書いてしまっているところで
あっちゃぁ……おいおい……と思った。
その「ほのめかし」についても、
Peaceさんは多分そういう説を唱えているブログを読んで、
なるほど、そういうことか……と考えたのだけれども、
やっぱり背景を考えるとコワイもんだから公に自分も完全に同意だとは言えず、
でも、みんなに本当のことを知ってもらいたい気持ちも抑えがたくて、
「ほのめかしている」のだと私は個人的に考えるのですが、
Peaceさんは多分そういう説を唱えているブログを読んで、
なるほど、そういうことか……と考えたのだけれども、
やっぱり背景を考えるとコワイもんだから公に自分も完全に同意だとは言えず、
でも、みんなに本当のことを知ってもらいたい気持ちも抑えがたくて、
「ほのめかしている」のだと私は個人的に考えるのですが、
どう答えるのかな……。
2009.02.05 / Top↑
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