2006年
Helping families care for the helpless TH
George Dvorsky, Sentient Developments, November 6, 2006
(父親のブログに引用された「グロテスク」発言)
George Dvorsky, Sentient Developments, November 6, 2006
(父親のブログに引用された「グロテスク」発言)
2007年1ー2月
公共性のあるサイト
A Disability Community's Response to the Ashley Treatment *
(ADAPTのメンバーによって呼びかけられた抗議サイト。1月17日スタート。情報満載)
(ADAPTのメンバーによって呼びかけられた抗議サイト。1月17日スタート。情報満載)
個人ブログ
Ashley X – Avoiding Oversimplification TH *
Anne Corwin, Existence is Wonderful, January 7
(Dvorskyに「グロテスク」発言を修正させたトランスヒューマニストの“A療法”批判)
Anne Corwin, Existence is Wonderful, January 7
(Dvorskyに「グロテスク」発言を修正させたトランスヒューマニストの“A療法”批判)
Certain minds and certain bodies TH
George Dvorsky, Sentient Developments, January 27
(父親のブログに引用された「体と精神が不釣合いなのはグロテスク」との見解を修正)
George Dvorsky, Sentient Developments, January 27
(父親のブログに引用された「体と精神が不釣合いなのはグロテスク」との見解を修正)
Doctors involved with Ashley Treatment not as unified in support as previously indicated
THE GIMP PARADE, February 8
THE GIMP PARADE, February 8
【特に1月26日のPeter SingerのOp-Edへのリアクションとして書かれたもの】
Peter Singer on Ashley’s Treatment
The Useless Tree: Ancient Chinese Thought in Modern American Life, January 26
The Useless Tree: Ancient Chinese Thought in Modern American Life, January 26
How do we “treat” the weakest? : More on Peter Singer & Precious Ashley
By Kristina Chew, PhD, AutismVox, January 31
By Kristina Chew, PhD, AutismVox, January 31
【注】
*:Spitzibaraの個人的お勧め
TH:トランスヒューマニストによって書かれたもの
TH:トランスヒューマニストによって書かれたもの
2009.02.23 / Top↑
NECが開発しているチャイルドケア・ロボット PaPeRo。
上記リンクのサイトから、そのコンセプトは
このロボットの役割の主眼点は「チャイルドケア」、子どもの見守りです。また、子どもと遊ぶこと以外にも、物語の読み聞かせや、クイズの出題などの情操教育的な面も併せ持っています。
PaPeRoの能力は3つで、
1.個人識別能力
10人までの顔を記憶。
10人までの顔を記憶。
2.コミュニケーション能力
音声認識能力と携帯電話との通話能力。
予めインプットした関係情報と、やり取りのデータから
「久しぶりだね」「また会ったね」などの反応を示す。
保護者が携帯から電話をかけることによって、
その子どもを捜して話しかけたり、
保護者はロボットのカメラを通じて子どもの様子を確認することができる。
音声認識能力と携帯電話との通話能力。
予めインプットした関係情報と、やり取りのデータから
「久しぶりだね」「また会ったね」などの反応を示す。
保護者が携帯から電話をかけることによって、
その子どもを捜して話しかけたり、
保護者はロボットのカメラを通じて子どもの様子を確認することができる。
(これは「音声認識能力」「携帯電話の中継能力」であり
「コミュニケーション能力」ではありません。)
「コミュニケーション能力」ではありません。)
3.ケア能力
身体の複数場所のセンサーを通じて触られたことを認識するほか
音楽を流して踊ったり、挨拶の仕方を教える、クイズやナゾナゾを出すなど
「ロボットと子どもが触れ合い、一緒に遊ぶことを通じて、見守りを実現」。
将来的にはインターネットでコンテンツをダウンロードできるようにして、
子どもが飽きる頃には新しいコンテンツへ移行できるように、と企画中。
身体の複数場所のセンサーを通じて触られたことを認識するほか
音楽を流して踊ったり、挨拶の仕方を教える、クイズやナゾナゾを出すなど
「ロボットと子どもが触れ合い、一緒に遊ぶことを通じて、見守りを実現」。
将来的にはインターネットでコンテンツをダウンロードできるようにして、
子どもが飽きる頃には新しいコンテンツへ移行できるように、と企画中。
(これもまた、そこらへんで売っているオモチャ程度の「能力」と同じなのに、
それが丸っこい人型ロボットに仕組まれただけで
なぜ「見守り能力」「ケア能力」に化けてしまうのか、不思議。)
それが丸っこい人型ロボットに仕組まれただけで
なぜ「見守り能力」「ケア能力」に化けてしまうのか、不思議。)
ちなみに、このPaPeRo、
高齢者ケアにも導入されつつあるようです。
高齢者ケアにも導入されつつあるようです。
まあ、音楽を流して踊れて、いくつかのパターンの言葉が出せれば
「ケア能力」があることになるらしいですからね。
「ケア能力」があることになるらしいですからね。
――――――――
そのパネルディスでの
NEC企業ソリューション企画本部PaPeRo事業推進Gの大中慎一氏の発言が
「介護保険情報」2月号P.43にまとめられています。
NEC企業ソリューション企画本部PaPeRo事業推進Gの大中慎一氏の発言が
「介護保険情報」2月号P.43にまとめられています。
その一部を以下に。
ロボットは人の言葉を認識して話をしたり、その人の代わりに何かをしてくれるが、やはり人の能力には敵わない。結局。ロボットの最大の特徴は人に劣っていることにあるのではないだろうか。子どもは最初のうちはロボットを面白がって興味を示すが、人間より劣ることに気付くと興味を失い、逆に人間について考えるようになる。そこにこそ、ロボットの存在意義があるように思う。
トランスヒューマニストらを筆頭に”科学とテクノロジー万歳”文化の人たちは
なんで物事をすべからく差し引き計算でしか捉えられないのだろう、と、いつも思う。
なんで物事をすべからく差し引き計算でしか捉えられないのだろう、と、いつも思う。
人間もまた能力の総和としてのみ捉える彼らの感覚で行けば、
子どもがロボットに飽きるのも人間とロボットの能力差のため
ということになるのかもしれないけど、
子どもがロボットに飽きるのも人間とロボットの能力差のため
ということになるのかもしれないけど、
子どもがロボットに飽きるのは
所詮ロボットはプログラムに過ぎないからであり、
所詮ロボットはプログラムに過ぎないからであり、
「人の能力に敵わない」からではなく、
人のように「かけがえがない」存在になれないからでしょう。
人のように「かけがえがない」存在になれないからでしょう。
ロボットが物語を読むのは「読み上げる」のに過ぎないのであって、
物語を「読み聞かせる」ことができるのは人間だけだと私は思う。
物語を「読み聞かせる」ことができるのは人間だけだと私は思う。
だ~れがロボットの落語を聞いて愉快なものか。
ロボットが弾くピアノやバイオリンに、だ~れが感動するものか。
2009.02.23 / Top↑
アスペルガー症候群(ASD)の子どもの治療に
子どもの情動をモニターしながら遊び相手を務めるロボットを導入し、
子どもが人と付き合うスキルを身につけさせようと、
世界中で研究が進んでいる、とか。
子どもの情動をモニターしながら遊び相手を務めるロボットを導入し、
子どもが人と付き合うスキルを身につけさせようと、
世界中で研究が進んでいる、とか。
なにしろ米国での試算では
1人の自閉症児の生涯にかかるコストは3200万ドル、
米国政府には総額で年間900億ドルのコストがかかっているのだから、
それによって社会的にも財政的にもインパクトは大きい、と。
1人の自閉症児の生涯にかかるコストは3200万ドル、
米国政府には総額で年間900億ドルのコストがかかっているのだから、
それによって社会的にも財政的にもインパクトは大きい、と。
Robot Playmates Monitor Emotional State Of Children With ASD
The Medical News Today, February 18, 2009
The Medical News Today, February 18, 2009
基本的には
心拍数とか体温、筋肉の動きや状態など身体状況のモニター情報から気持ちの動きを読み、
それによってロボットが子どもとの位置関係や遊びにおける反応方法を変える、
心拍数とか体温、筋肉の動きや状態など身体状況のモニター情報から気持ちの動きを読み、
それによってロボットが子どもとの位置関係や遊びにおける反応方法を変える、
一貫性があって予見可能な反応がASDの子どもたちに安心感を与える、という話。
ASD治療でロボットと人間のやり取りを実現したいと研究している研究者は
「ロボットが子どもの情動を読み取るモデルは
経験豊富なセラピストの能力とほとんど同じ」だと。
「ロボットが子どもの情動を読み取るモデルは
経験豊富なセラピストの能力とほとんど同じ」だと。
――そんなこと、ありえないよ。
だってロボットには「読み取り」はあっても「洞察」がない……と思ったのですが、
だってロボットには「読み取り」はあっても「洞察」がない……と思ったのですが、
あ、でも、この研究者の発想も、もしかしたら同じかも……。
2009.02.23 / Top↑
| Home |