英国政府が進めている国民のDNA データベースに
既に110万人分の子どものDNA情報が保管されており、
その半数は犯罪歴のない子どものものであることが明らかに。
既に110万人分の子どものDNA情報が保管されており、
その半数は犯罪歴のない子どものものであることが明らかに。
うち、337000人分は16歳以下のもの。
88%は警察に逮捕され、その段階でDNAサンプルを採取されたもので
その中のどのくらいの子どもたちが無罪放免や警告に終わったかは不明。
その中のどのくらいの子どもたちが無罪放免や警告に終わったかは不明。
英国のデータベースは国際的にもダントツの規模で
既に国民の7%以上の情報がストックされているとのこと。
既に国民の7%以上の情報がストックされているとのこと。
逮捕者全員のDNA情報が保存されるためで、
今回データベース上に記録された子どもたちの人数が明らかになったことで
また議論が再燃するものと思われる。
また議論が再燃するものと思われる。
【関連エントリー】
国民DNAデータベースめぐり論争再燃(2008/2/24)
国民の電話とEメールの全記録を国が管理って?(2008/5/24)
NHSの患者データから研究者が治験参加者を一本釣り?(2008/11/18)
「無実の人のDNAサンプル保管は人権侵害」と欧州人権裁判所(2008/12/6)
情報で国民を監視・管理する社会へ(英)(2009/1/11)
国民DNAデータベースめぐり論争再燃(2008/2/24)
国民の電話とEメールの全記録を国が管理って?(2008/5/24)
NHSの患者データから研究者が治験参加者を一本釣り?(2008/11/18)
「無実の人のDNAサンプル保管は人権侵害」と欧州人権裁判所(2008/12/6)
情報で国民を監視・管理する社会へ(英)(2009/1/11)
2009.02.27 / Top↑
“Ashley療法”論争のごく初期の2007年1月12日、
CNNのLarry King Liveに生出演して
Diekema、Fost両医師を相手に果敢な批判を繰り広げてくれた人物。
CNNのLarry King Liveに生出演して
Diekema、Fost両医師を相手に果敢な批判を繰り広げてくれた人物。
もっとも揺ぎのない視点で反論をしてくれた人として
私にとっては非常に印象的な存在なのですが、
私にとっては非常に印象的な存在なのですが、
2005年のTerry Shiavo 事件の際には
栄養と水分供給停止の判断に反対する運動をリードした人でもあります。
栄養と水分供給停止の判断に反対する運動をリードした人でもあります。
このたび、彼女をホストとして
Shiavo 事件のドキュメンタリー映画 the Terry Shiavo Story が作成されました。
Shiavo 事件のドキュメンタリー映画 the Terry Shiavo Story が作成されました。
事件の関係者へのインタビューを始め、
これまでメディアで報じられることのなかった新事実も盛り込まれているとのこと。
これまでメディアで報じられることのなかった新事実も盛り込まれているとのこと。
特に、彼女の目の表情を見てほしい。
最後まで母親の語りかけには反応があったとナレーションにあります。
身体は思い通りにならなかったかもしれないけれど、
こんなにも目で反応できている人が
「息をしているだけで何も分からない」と判断されて
既に他の女性と暮らしている夫の代理決定によって
しかも最終的には裁判所の判断と命令によって
餓死させられてしまったのです。
こんなにも目で反応できている人が
「息をしているだけで何も分からない」と判断されて
既に他の女性と暮らしている夫の代理決定によって
しかも最終的には裁判所の判断と命令によって
餓死させられてしまったのです。
この人が「どうせ何も分からない」と決め付けられたということに、私は
Ashleyが「生後3ヶ月の赤ん坊と同じだ」と決め付けられたのと同じ、やりきれなさと
科学者であるはずの医師の無責任に憤りを感じる。
Ashleyが「生後3ヶ月の赤ん坊と同じだ」と決め付けられたのと同じ、やりきれなさと
科学者であるはずの医師の無責任に憤りを感じる。
“Ashley療法”論争の際に、
「これはShiavo事件と同じだ」との批判が出ていたけど
事件の本質はまったくその指摘の通りだと改めて思う。
「これはShiavo事件と同じだ」との批判が出ていたけど
事件の本質はまったくその指摘の通りだと改めて思う。
「わかっている」ということが完全に証明できないとしても、
「わかっていない」ということも完全に証明できない以上、どちらも可能性に過ぎず、従って、
「わかっていない」という結論は下せない――。
「わかっていない」ということも完全に証明できない以上、どちらも可能性に過ぎず、従って、
「わかっていない」という結論は下せない――。
それこそが科学的なリーズニングというものではないのか?
なぜ、1人の人間の命がかかっている判断において
「分かっていない可能性があるから殺す」ではなく
「分かっている可能性もあるから殺さない」と判断できないのか。
「分かっていない可能性があるから殺す」ではなく
「分かっている可能性もあるから殺さない」と判断できないのか。
―――――――
17,95ドルでDVDが販売されているので、
日本でも見られるなら買いたいのですが、
リージョンがどうなっているのか、ちょっと気になっているところ。
日本でも見られるなら買いたいのですが、
リージョンがどうなっているのか、ちょっと気になっているところ。
(amazon.com でも購入できるらしいのですが、昨日覗いてみた限りでは見当たらず)
2009.02.27 / Top↑
米国の全9州で捜査が行われている the Final Exit Networkの自殺幇助疑惑については、
ものすごい数のニュースが出てきて、とても読みきれませんが、
ものすごい数のニュースが出てきて、とても読みきれませんが、
どうやらFBIが逮捕された4人を起訴した模様。
その他に、ちょっと目を引かれた記事3本を以下に。
① APからの続報。
これまでにthe Final Exit は全米で130人の自殺に関与した可能性。
また、ヘリウムを使うと
自殺希望者が吸引して窒息死した後にヘリウムの痕跡が残らない、とも。
自殺希望者が吸引して窒息死した後にヘリウムの痕跡が残らない、とも。
逮捕された4人は今日金曜日に法廷に姿を見せる予定。
② Oregon州からは「そら見ろ」と言わんばかりの声。
自殺幇助を合法化したOregon州では
こういう逮捕者は出ないのだぞ、
こういう逮捕者は出ないのだぞ、
こんな組織など存在しないのだぞ、と。
Nobody Gets Arrested for Assisted Suicide in Oregon
By Tom D’Antoni,
The Huffington Post, February 26, 2009
By Tom D’Antoni,
The Huffington Post, February 26, 2009
③ Kevorkian医師がコメント。
90年代に130人もの自殺を幇助し Dr. Death との異名をとった
Jack Kevorkian医師が
Jack Kevorkian医師が
「The Final Exit のやり方は間違っている。
医師が関っていないことが何よりも問題だ」と。
医師が関っていないことが何よりも問題だ」と。
ちなみに、直接関与したかどうかは不明ですが
逮捕されたうちの1人は81歳の麻酔科の医師で
The Final Exit の“メディカル・ディレクター”だったとか。
逮捕されたうちの1人は81歳の麻酔科の医師で
The Final Exit の“メディカル・ディレクター”だったとか。
この事件で米国の世論は、どっちに振れるのだろう……。
②や③を読むと、不安になってくる。まさか、
だから闇でいかがわしい自殺幇助が起こらないように
きちんとルールを決めて医師の幇助によって合法的に自殺させるのが良い……という方に向かうのか……。
きちんとルールを決めて医師の幇助によって合法的に自殺させるのが良い……という方に向かうのか……。
2009.02.27 / Top↑
| Home |