2月のエントリー兄の自殺幇助でCA州の女性を起訴の続報。
脳卒中で車椅子生活になった兄の希望を入れて
12月にヘリウムでの自殺を手伝ったとして
妹の June Hartleyさん(42)が逮捕・起訴された事件で、
12月にヘリウムでの自殺を手伝ったとして
妹の June Hartleyさん(42)が逮捕・起訴された事件で、
本人が裁判所に出廷したところ、
手続きそのものは、ほんの1分とかからなかったらしいのだけど、
70人もの支援者が傍聴に詰め掛けて、支持を表明したとのこと。
手続きそのものは、ほんの1分とかからなかったらしいのだけど、
70人もの支援者が傍聴に詰め掛けて、支持を表明したとのこと。
田舎の裁判所の法廷には珍しいことで、職員は目を見張っていた、と。
集まったのは”身なりのいい人たち”で、
電動車椅子の女性と、杖を突いた男性も。
電動車椅子の女性と、杖を突いた男性も。
弁護士の戦術もあるだろうし、
さらに、この人の裁判そのものが
自殺幇助合法化推進活動家たちに政治利用されているということなのでしょうが、
さらに、この人の裁判そのものが
自殺幇助合法化推進活動家たちに政治利用されているということなのでしょうが、
ターミナルだったわけではないので、
オレゴンやワシントンと同じような法律ができて合法化されても、
この人のお兄さんが対象になるというわけではないのに。
オレゴンやワシントンと同じような法律ができて合法化されても、
この人のお兄さんが対象になるというわけではないのに。
しかも、電動車いすの人や杖をついた人をわざわざ動員するというのは
いったい、どういうメッセージを送るつもりなのか。
いったい、どういうメッセージを送るつもりなのか。
また、相手の期待通りに、それを書くメディアも、どういうつもりなのか。
2009.04.30 / Top↑
Lancet Oncologyに掲載された英国the Cancer Research UKの研究。
アスピリンを飲んでいる人は大腸がん、乳がん、その他のガンになりにくいという調査結果は
これまでにも出ていたけれど、
これまでにも出ていたけれど、
毎日アスピリンを飲むと消化器からの出血などの副作用があり、
がん予防のためだけに飲むのもいかがなものかといわれてきた。
がん予防のためだけに飲むのもいかがなものかといわれてきた。
しかし、前立腺、乳房、肺、大腸など一般的なガンの発症が多いのは60代であり、
その頃にアスピリンを飲み始めると内臓出血のリスクも高くなるが、
その頃にアスピリンを飲み始めると内臓出血のリスクも高くなるが、
前がん状態は40代半ばから既に始まっているし、
40代からアスピリンを飲み始める方が
60近くなってから飲み始めるよりも副作用がおきにくい、と。
40代からアスピリンを飲み始める方が
60近くなってから飲み始めるよりも副作用がおきにくい、と。
つまり、がん予防のために40になったら毎日アスピリンを飲みましょうね、と言うに等しい内容。
もちろん、
そんなに安易に勧めちゃいかんでしょう、
もっと安全性について臨床のエビデンスが必要だし、
そんなに安易に勧めちゃいかんでしょう、
もっと安全性について臨床のエビデンスが必要だし、
今のままだと
ガンの発症率が高いのはどういう人か、ということも
アスピリンの副作用が起きやすい人と起きにくい人の違いも
アスピリンの適量すらも、
何も確認されていないのだから……という批判も。
ガンの発症率が高いのはどういう人か、ということも
アスピリンの副作用が起きやすい人と起きにくい人の違いも
アスピリンの適量すらも、
何も確認されていないのだから……という批判も。
ここで指摘されているように
対象者をもっと限定するなり、リスクと利益の詳細な検証へと研究を進めた上で
出てきたっていい話だと思うのだけど、
対象者をもっと限定するなり、リスクと利益の詳細な検証へと研究を進めた上で
出てきたっていい話だと思うのだけど、
「みんなでこぞって飲みましょう」的にこういう情報が流れてくるというのが
なんだか、イヤ~な感じで、
なんだか、イヤ~な感じで、
諸々の詳細が確認されて対象が狭まらないうちに情報を流してこそオイシイ……という話なのか、
ブームやトレンドを作って薬屋を儲けさせるのが“予防医学”なのか……と勘繰ってしまう。
ブームやトレンドを作って薬屋を儲けさせるのが“予防医学”なのか……と勘繰ってしまう。
でも、その目論見どおりに踊ってしまって、
明日からアスピリンを飲み始める人、いるんだろうな。
明日からアスピリンを飲み始める人、いるんだろうな。
アスピリンの売り上げも、上がるんだろうな。
2009.04.30 / Top↑
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