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オーストラリア政府が医療の現場で医師の仕事の一部を看護師に担わせることによって医師不足の問題に対応しようとしていることに、政府は重病者や高齢者など弱者を尊重していないからそういう発想になる、と医師会が反発。(日本でも助産師の活用に医師会が反発しているんだったっけか?)
http://www.medicalnewstoday.com:80/articles/148517.php

今後20年間にガンを診断される人は急増すると見込まれており、特に高齢者、マイノリティで影響が大きいだろう、と予想する研究。
http://www.medicalnewstoday.com:80/articles/148456.php

いったい医師は高齢患者をちゃんと高齢者医療の専門医に紹介しているのか? (ずいぶん前からずっと指摘されている問題。成人知的障害者の医療ケアの問題とまったく同じで、指摘はされても誰も対応しようとしない?)
http://www.medicalnewstoday.com:80/articles/147686.php
2009.05.02 / Top↑
NY Times のブログに、とてもいい記事がありました。

80代の母親が持病の心臓病で主治医から手術を勧められた。

手術死の可能性4%。
それを聞いた母親は即座に「そんな手術は受けません。4%なんてイヤだもの」

ところが手術をしなかった場合には、
少しずつ病状が悪化して2年くらいの間に死ぬ確率が50%。

そういうことになると、心は乱れて、なかなか決断などできない。

主治医の義母は同じ病状で手術を受けないことに決めたが、
もうちょっと年齢が上だったので、状況が別……と、これまた悩ましい話。

その手術の選択に、母親自身はもちろん、
家族それぞれが様々に心揺れる様子が描かれて、
最後に母親が「自分が何か決めたことによって死ぬのがイヤなの。
何か自分がしたことが原因で死ぬというのはね」と、手術を受けないことに決める。

私はこのままで、生きられるだけ生きるわ、と。

そして家族がみんなそれを受け入れる、という話。

Choosing Not to Choose
The New Old Age, Caring and Coping, NY Times, April, 30, 2009


この記事で何よりも心引かれたのは、実はタイトルだった。

選ばないことを選ぶ──

おのずと、
ずっと前のエントリー選ばないことを選んだ夫婦の記録(2007/11/4)で紹介した
おなかの子どもがダウン症だと分かって
「選ばないことを選ぶ」という選択をした夫婦の物語を思い出した。

選ばないことを選ぶ──
私は、生きられるだけ生きるわ──

どちらも、いい言葉だな、と思う。
2009.05.02 / Top↑
オーストラリア、Queensland州の病院経営のナーシング・ホームで

寝たきりの退役軍人の男性が
耳、顔、首、頭をねずみに食われ、
血だらけの状態で見つかった。

襲い掛かるねずみを振り払おうとして、
手も血だらけだった。

特に耳の上の部分は相当かじられていた、とか。

連邦政府の高齢大臣 Justin Elliot氏は
独立機関 Aged Care Standards and Accreditation Agencyによる調査を行い、
その結果によっては施設の閉鎖も辞さない、と。

クイーンズランド州では病院や施設でのねずみの被害が問題になっていたが
州保健当局の対応が後手に回った形。

Veteran chewed by mice in home
The Canberra Times, May 1, 2009


いや、後手に回った……って、いくらなんでも、これは……。
2009.05.02 / Top↑