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マイク・タイソンの4歳の娘さんがエクササイズ・マシーンで遊んでいる時に付属のコードで首を吊った状態になり、病院に運ばれるも人工呼吸器をつけ重態。
http://blog.taragana.com/n/tysons-daughter-on-life-support-after-found-hanging-65950/

専門医に患者を紹介するシステムが患者を商品にしている、というNY Timesのエッセイ。たぶん。
http://www.nytimes.com/2009/05/26/health/26essa.html?_r=1&th&emc=th

大麻は長期に服用すればMSに効くかも、という治験。
http://www.guardian.co.uk/society/2004/sep/11/health.drugs

読む気力がないので内容が分からないけど、フランスのサイエントロジー教会が詐欺で訴えられている。
http://www.guardian.co.uk/world/2009/may/25/scientology-france-fraud

右手親指はどうして左手側にくっついているのか。発達の初期の細胞分化の秘密を分子生物学が解明? (言われてみれば確かに不思議。考えたことなかったけど。「天使と悪魔」の中にあった、最先端科学者は自然の摂理の美しさに神を信じるようになる……という言葉を思い出した。)
http://www.medicalnewstoday.com:80/articles/151244.php
2009.05.26 / Top↑
前のエントリーのBBC記事
英国人は科学者から出てくる癌予防アドバイスにいい加減ウンザリ」を読んで思い出したので、

先週、Ashley事件がらみの調べ物で見つけて
(英語ブログでは、まだAshley事件をシコシコやっているもので)
「ぶわっ」と笑わせてもらったトランスヒューマニストGeorge Dvorskyからの
「永遠に生きる確率を劇的に向上させる8つのヒント」。

なにしろ、トランスヒューマニストというのは今の調子で科学が進んでいけば、
Kurtzweilの言う特異点がやってきて
人類はほぼ永遠の健康と生命を手にすると信じているので。

ただ、さしものカナダ・トランスヒューマニスト協会会長Dvorskyも
今ここに生きている我々が“その時”に間に合うかどうかは心もとないらしくて、
それぞれが最大の努力をして自己責任でそれまで生き延びよ、と説く。

じっと我慢して生き延びつつ、
科学が大いなるブレークスルーを重ねる、その驚異の時代まで生きることさえできれば、

腎臓病? だいじょうぶ。あなたのES細胞で再生腎臓を作りましょう。
癌? 安心なさい。ちょっと細胞の遺伝子をいじれば治ります。
アルツハイマーですか? 人工神経でいきましょう……てなもんよ。

で、それまで個々に生き延びるために
「これをやりなさい、これはやってはいけません」という8項目とは、

1.正しいものを食べなさい。

食は医であるからして、“正しい”ものとは、まずワイン。
抗酸化作用があって老化の元となるフリーラディカルをやっつける。

ワインがダメな人は、

くるみ
ざくろ
ひまわりの種
ブラックベリー
クラムベリー
ブルーベリー
ドライ・アプリコット
生姜
ラズベリー
プルーン

あ、植物繊維もたっぷりね。
あと、魚を中心にオメガ3、6、9あたりの脂肪酸も大切よ。
体内の解毒には水分をたっぷり取るのも忘れずに。

2.悪い食べ物は避けること

「体にいいとされるものを、ぜ~んぶ食べるだけじゃダメ。
体を害して老化を促進する食べ物も避けないと」

キーワードは「ほどほどに」。

脂肪、塩分、糖分の、いわゆる余分3兄弟の取りすぎは避けましょう。
残留農薬が多いリンゴ、ピーマン、桃、ほうれん草、イチゴは、
どうしても食べたかったら、よ~く洗ってから。

3.低カロリーの食事を。

目先が苦しいことは、ずっと先に実るのだからね。

4.サプリもしっかり。

「サプリはアグレッシブに摂ること」と
毎日何百錠ものサプリを飲んでいるKurzweilが言っているんだから間違いない。

飲むのは、ビタミン13種類はゼッタイ。
ミネラル17種も必須。
あと、オメガ3と6の脂肪酸。

5.運動してアクティブな毎日を

6.危険な活動を避けること。

いくら健康に気をつけても、毎日の生活に危険は潜んでいるからね。

避けたいのは、死ぬ確率が高い順に、

バイクの事故
転落事故
食中毒
溺死
火事
病気の合併症
陸上交通
花火
その他の交通手段。

7.不老不死の推進運動に参加・協力し、地元で活動を起こすこと。

 (これは、まぁ、THニスト協会へのオルグですね。要は)

8.死体の冷凍カプセルを、AlcorまたはCryonicsと契約しておくこと

万が一、“その時”まで生き延びられない時を想定して、ね。
未来の文明は、必ずや、あなたを無事に生き返らせてくれるからね。



な~んか……ね。

トランスヒューマニストってのは
基本的にやっぱり、ものすご~くハッピーな人たちなんだろう、ね。


「お父さん、ボクは何のために生きているんだろう」
「おまえ、それは、もっと健康になるためだよ」

「いったい何のために生まれてきたんだろう」
「そんなの長生きするために決まっているじゃないか」
2009.05.26 / Top↑
あはは。まったく、そうだよね……。
このタイトル見ただけで、大笑いしてしまった。

……といっても、記事を読んでみると、
BBCによってちょっと意訳されたタイトルのようなので、
標題はさらにspitzibaraが懇切丁寧な解釈を加えてみたものですが。


世界癌研究基金(WCRF)の調査で2400人にアンケートしたところ、

半数以上が「科学者の言うことはコロコロ変わる」。
4分の1以上が「いつも言うことが変わってるから、一番いいのは完全に無視すること」。

でも、とWCRFが反論して言うには
そうは言っても野菜と果物を食べましょうとか
健康的な食生活と運動、体重チェックというような大筋では
科学的がん予防アドバイスは10年は変わっていないぞ、と。

その他にも、研究結果が報告されるたびに
1つひとつの研究結果に過剰反応をして
あたかも特定の食物だけで予防できるかのように受け取るから
コロコロ変わるように受け止めてしまうのではないか、と分析されているのですが、

そりゃ、多少はメディアの責任もあるでしょうが、
一つ一つの研究を報告される科学者の方々のトーンだって十分扇情的で、
「かもしれない」という巧妙な言い方を駆使しつつ、
「これを食べれば」的に誇大な効果を期待させる文言だと思いますけど。

万能細胞がいくつか作成されたという段階に過ぎないのに
やれ再生臓器だ、アルツハイマーもパーキンソンも治せる、と見果てぬ夢を描きまくり
世の一般人の期待をいたずらに煽っているのも科学者の方々だし。



BBCがタイトルで意訳しているように、

(ちなみに、記事にくっついている写真は、
「メタボ腹越しに、タバコを挟んだ指でビールを持つ手」)

一般国民のこの反応が示しているのは、たぶん、
「エライ科学者の先生方ほど我々一般の愚民大衆は健康至上主義じゃないっすよ」
ということなんでは──?

そんなに必死こいて情報集めて体にいいものばっかり食べてよ、
体に悪いものは一切食べないように我慢してよぉ、遺伝子まで調べて
まだ元気だっつう胃ィやらオッパイやら、わざわざ取っちゃってよぉ、
それで病気を予防して長生きしたって、

認知症になれば「家族と社会のために死ぬ義務」があると言われるわ、
歳をとったら心臓麻痺やら脳卒中だって起こるだろうし
体もだんだん衰えるんだから不自由にもなるだろうけど、
そしたら「スイスに行って死ぬならどうぞ、連れて行く家族を罪には問いません
病院に入ったら「無益な治療だから栄養も水分もなし、餓死しろ」とか言われるんだよ。

年寄りを大事にしない世の中に長生きして
いったい何のいいことがあるのよ?

誰のための健康至上主義だっての。

私ら、別に、そんなにセコセコ必死こいて長生きしなくったって、
そこそこ楽しく、そこそこ健康に暮らして、まぁ、そこそこ生きて、そこそこで死ぬ。
それでいいんじゃねぇの?

そこそこ生きるんでいいからさ、
その代わり、死ぬまではちゃんと面倒みてもらえると有難いんだけどね。

本当はね。
病気予防に必死こいて長生きするよりもね。

なんで、科学者のセンセイてのは、
これっくらいのことが、わかんないのかね。

ビール、うまいよ。ほれ。



……て、写真のメタボ腹を見てたら
どこからともなく聞こえてきた声を聞こえるままに訳してみた。
2009.05.26 / Top↑