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AFPの日本語ニュース。去年の暮れにこちらのエントリーで取り上げたケースで、韓国の安楽死裁判で初めて呼吸器取り外しが認められた脳死の75歳の女性今年6月に呼吸器を外された後も自発呼吸で生きている。:「不可逆的な脳死状態」との判断には誤診の可能性があるということだ。ちなみに当ブログでは植物状態の5例のうち2例に誤診の可能性というニュースを拾っている。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2644553/4640045

学会やセミナーでの情報提供の機会が医師と製薬会社の癒着の温床となっているとの批判を受け、巨大ファーマGlaxoAmithKlineが、そうした機会を制約する、と。:新薬に関する情報とか、最新の治療について勉強する場とか、医師にはそういうのは必要なんだというのは分かるのですが、そういう場が medical education と称されているというのが、なんというか、そのように言いなしてごまかすべきものの存在を物語っているのではないかと思ったりもする。だって、お医者さんたちに製薬会社が”医学教育”を行う場だというわけですよね。この情報提供のセミナーなどがマーケッティングに使われているとの批判の記事を読んだ時、medical educationというのだから最初は医学生への医学教育のことだとばかり思いこんで、どうしてこんな文脈で“医学教育”が飛び出してくるのか、わけが分からなかった。
http://www.reuters.com/article/marketsNews/idUSN2132353420090921

英国でNHS外で自費の股関節置換手術を受けた人は、後に高額なやり直し手術が必要となる確率が高く、それをNHSがかぶっている、と。
http://www.timesonline.co.uk/tol/life_and_style/health/article6843637.ece?&EMC-Bltn=WS41GB

地球上の大河のデルタはみんな温暖化で沈み、何百万人もの命が脅かされる、との予測。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/8266500.stm
2009.09.22 / Top↑
国際育成会連盟から後見人制度に変わるものとして「支援付き意思決定制度」の提言。国連の障害者人権条約の精神にのっとって、本人の権利が誰かに明け渡されるのではなく。まだちゃんと読めないけど。
http://www.inclusion-europe.org/documents/PositionPaperSupportedDecisionMakingEN.pdf
http://www.ikuseikai-japan.jp/pdf/position-paper2.pdf

植物状態の患者22人に特定の音を聞かせてから、目に空気を吹き付けることを繰り返す、というパブログ式の実験で、音を聞いただけで目に空気が吹き付けられることを予測する反応を見せた人が数名いた。植物状態で意識がないとされる患者にも学習能力がある可能性がある。もっとも、意識がない患者でも起こることだとも。:いずれにせよ、植物状態の患者の臓器は狙われている。だからこそ、こうした研究がもっと行われてほしい。私は植物状態はコミュニケーション障害だという小松美彦氏に賛同する。少なくとも本人に害になる決定は、意識がないことが100%確認できなければ行うべきではないと思う。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8260774.stm

これまで当ブログでもチューリッヒ市の動きなどを追いかけてきましたが、スイスの議会の中にDignitasへの規制強化を求める声。全面禁止を望む声も。この記事は、英国で水曜日に見込まれている公訴局長のガイドラインが自殺幇助規制の緩和に向かうことを予測して、その一方でスイスの規制強化に向かう動きを伝えるもの。
http://www.independent.co.uk/news/world/europe/swiss-turn-against-suicide-tourism-as-uk-law-softens-1790713.ece

その公訴局長がGuardianの取材を受けて、概要をしゃべっている。弱者を守りつつ、社会の多くの人が罪に問うべきではないと感じるケースを明確にする、んだとか。出てくる線としては昨日のエントリーの後半にまとめたような形らしい。
http://www.guardian.co.uk/society/2009/sep/20/assisted-suicide-guidelines-purdy-starmer

米国のDr. Death, Kevorkian医師、日曜日にKutztown大学(米国らしい)で講演し、オーディトリアムが満員に。:映画を作る人がいれば、しゃべらせる人がいる。この映画が日本で公開される時、今度はメディアがどういう情報操作をするのだろう。
http://wfmz.com/view/?id=1270091

オーストラリアの首都特別地域のウォーク・イン・クリニックでは看護師にレントゲンを読ませようという案が出ているらしい。
http://www.canberratimes.com.au/news/local/news/general/concern-at-nurse-analysis-of-xrays/1628583.aspx?src=enews

オーストラリア野党の大物政治家がうつ病で休職。周辺からは支持の声。
http://www.canberratimes.com.au/news/local/news/general/praise-for-mp-taking-leave-to-treat-depression/1628119.aspx?src=enews
2009.09.22 / Top↑